むし歯よサラバ!歯に良い食べもの

 

こんにちは。院長のしばたです。
2月といえば、受験シーズンの真っ只中。
受験を控えている学生さんや
保護者の皆さんにとっては、
まだまだ気の抜けない日々ですね。

 

試験は一発勝負。
本番で最大限の力を発揮するためにも、
健康管理はとても大切です。
規則正しい生活を心がけ、
ベストな状態で試験に臨みましょう!

 

 

さて、健康を維持する上では
栄養バランスの取れた食事が欠かせません。
そして、バランスの良い食事は身体だけでなく、
歯も丈夫にしてくれます。

 

そこで今回は、丈夫な歯を保つために
バランス良く取り入れていただきたい、
『歯に良い食べもの』をご紹介します。

 

 

 

 

◆歯を丈夫にする食べもの

 

「カルシウム」が骨を強くする
というのは有名な話ですが、
それは歯も同じ。

 

歯の表面は食事のたび
むし歯の原因菌によって
少しずつ溶かされています。

 

その際に、歯に含まれていたカルシウムも
溶け出してしまうのですが、
だ液などの働きによって、
溶けた歯は修復されます。

 

これを『再石灰化 (さいせっかいか)』といい、
カルシウムが不足してしまうと
再石灰化が上手くいかない
ため
歯が弱って、
むし歯にもなりやすくなってしまいます。

 

 

 

そんな、歯を丈夫にするカルシウムは、

・ひじき
・小魚
・昆布
・わかめ
・海苔
・牛乳
・チーズ

 

といった、魚介類海藻類、
乳製品
などに含まれています。

 

 

 

 

特に積極的にカルシウムを
摂取していただきたいのは妊娠中のお母さんです。

 

お腹の中の赤ちゃんは生まれる前から、
乳歯の芽と呼ばれる
「歯胚(しはい)」 を作りはじめています。

 

そして、中学生くらいのお子さん
生えはじめた永久歯を
丈夫にしていくため
に、
カルシウムは必要不可欠です。

 

 

ただし、
単純にカルシウムを多く摂取したからといって
歯が強くなるわけではありません。

 

というのも、
カルシウムは吸収率の低い栄養素で、
せっかく摂取しても、
そのほとんどは体内に取り込まれません。

 

しかし、
「ビタミンD」
一緒に摂れば話は別!

 

摂取したカルシウムの吸収を促進し、
骨まで運ぶ働きをもっています。

 

ちなみに、ビタミン Dを含む食品は
魚類やきのこ類で、
・カツオ
・きくらげ

などに含まれています。

 

 

 

さらに、
歯の表面を丈夫にするために
必要な栄養素がもうひとつ。

 

それが「ビタミンA」です。

 

ビタミンAは
・にんじん
・かぼちゃ
・レバー

などに多く含まれ、歯の表面を覆う
「エナメル質」という組織を強くしてくれます。

 

 

そして最後にご紹介するのが
「ビタミンC」

 

ビタミンCはエナメル質の下にある
「象牙質」という組織を強くします。
象牙質は歯のほとんどを構成する
いわば歯の主成分。

 

・パセリ
・ピーマン
・ほうれん草
・イチゴ
・みかん
・レモン

などに含まれているので、
これらもしっかりと摂るようにしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

◆歯を掃除してくれる食べもの

 

「丈夫な歯をつくる」以外にも、
歯にとって良い食べものがあります。

 

それは、
繊維質を多く含む野菜や果物。

 

例えば、
・レタス
・セロリ
・ごぼう

といった食材ですが、
このような食べものは
飲み込むまでに何度も噛むことになり、
その際に
歯の表面や粘膜についた
汚れをこすり取ってくれます。

 

 

 

また、噛む回数が増えると
だ液もたくさん出ます。

 

だ液には
口の中の汚れや細菌を洗い流す作用もあり、
口腔内を清潔に保つには欠かせない存在です。

 

 

 

 

◆「食事」も「ケア」もバランスよく

 

「歯に良い食べもの」は今回ご紹介したように
たくさんありますが、
食事だけでは歯を守れません。

 

むし歯や歯周病の予防には
ご自宅での適切なケアと、
歯科医院での
定期検診が効果的
です。

 

いくら歯科医の治療や検診を受けても、
「ご自身で行うセルフケア」
を怠ってしまう
と、
歯は弱り、さまざまな疾患を
引き起こしてしまう
ことに。

 

食事もケアも好き嫌いせず、
「バランスよく」を心がけてくださいね!

 

 

 

(医)愛弘会しばた歯科
〒791-8031 愛媛県松山市北斎院町784-8
TEL:089-952-0418
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食に関する豆知識⑥

今回は、久しぶりに食の豆知識です👍

梅雨が終わり暑い日が続いていますので、これから夏バテになる方が増えてくると思います。

夏バテによる食欲不振は、栄養不足となりますます体力が低下していきます😞

汗で失われたミネラルや体力の回復に必要なタンパク質、暑さのストレスで消耗されやすいビタミンCを摂るようにしましょう。

そして、夏バテにオススメな食品を2つ紹介します✨

まず1つ目はうなぎです❗️

夏バテ解消には最適といわれるうなぎですが、これは各種のビタミン、ミネラル、タンパク質が摂れるからです👀

香ばしい香りには、食欲を呼び覚ます効果もあります。

そして、2つ目はすいか🍉です

すいかは体を冷やす食べ物であり、90%が水分です。

脱水の改善や、汗と共に失われるミネラル類を補給する必要がありますが、すいかはミネラルなどの栄養素(カリウム、βカロテン、ビタミンC、リコピンなど)を多く含んでいます。

 

夏バテの原因には、クーラーや扇風機の風にあたってばかりいたり、冷たいものばかり頻繁に飲食するなどがあります。これらに気をつけながら、栄養をしっかり摂って、暑さに負けない体づくりをしていきましょう💪

 

学校や職場での歯磨きについて

コロナウイルスの集団感染に関して、歯磨き時の飛沫や唾液がついた蛇口が、感染の原因であるかのような報道がありました。

このようなミスリードで、昼食後の歯磨きを中止する学校や職場が増えてます❗️

歯磨きは、むし歯や歯周病を予防するだけでなく、ウイルス感染を予防する事に繋がるためとても重要です。

下記は、日本歯科医師会による、歯磨き時の注意事項ですので参考にしてみて下さい😄

 

⭐️職場や学校の洗浄口で磨く場合

・換気に留意するとともに、3密を避け、一度に多くの人が磨く事がないようにする。

・飛沫が飛び散らないようにできるだけ口を閉じて注意しながら、歯ブラシを静かに小刻みに動かし、大きく動かさない

・歯磨きをしながら会話をしない、動き回らない

・口をゆすぐ時は勢いよく吐き出さず、顔を流し場に近づけてそっと吐き出す。またはコップに吐き出すようにする。

・コックのある蛇口を使用する時は、手を触れず紙やタオルなどを使う。

⭐️部屋や教室など室内で磨く場合

・口をゆすぐ時は一回のゆすぎで、コップ等に吐き出す。

・磨いた後、机や手鏡をアルコール等で拭く

⭐️歯ブラシの洗浄、保管方法

・使い終えた歯ブラシは流水できれいに洗う

・水分をよく切ってから、ヘッド部分を上にして風通しの良い場所で保管する

ビタミンDが売れてます

以前、インフルエンザやコロナウイルスの感染対策として、ビタミンDが効果的である事をブログなどで紹介しました❗️

最近では、ビタミンDサプリメントの売り上げがどんどん上がっているそうです。

緊急事態宣言で飲食店などの営業時短もあり、我慢の日々が続いていますね😣

あくまでも予防になりますが、まだ試していない方はビタミンDサプリを飲んでみてはいかがでしょうか?

ビタミンDを多く含む食品に関しては、過去のブログで詳しく書いていますので、是非ご覧下さい^^

自己免疫力強化について

「抗加齢医学を実践する臨床医の会」のメンバー渡邊昌先生が、文部科学広報(文部科学省発行)で「玄米食は自己免疫力を高める」ことについて新型コロナウィルスとの関係に至るまで室伏広治スポーツ庁長官と対談されました❗️

対談内容は、以下のリンクから文部科学広報最新の3月号デジタルブックで見ることができます☺️

http://a.k3r.jp/healthy/23113C29595G87

食に関する豆知識⑤

台風や秋雨前線の影響により、天気の悪い日が続いていますね☔️

今週のブログでは、口・喉の渇きの改善と対策をお伝えします😄

 

✴︎✳︎口・喉の渇き✳︎✴︎

原因:水分不足、汗をかく、唾液分泌量の低下

対策:こまめな水分補給、酸味のあるものを食べる、よく噛んで食べる

喉が乾くとお茶やお水を飲むと思いますが、なるべく喉が渇いたと感じる前に、こまめに水分を摂ることが望ましいです。

そして、食事の際はよく噛んで食べるようにすると、唾液の分泌を促す事ができ、時間をかけて食べるので早食いを防ぎ、食べ過ぎによる肥満の対策にもなります❗️

さらに、酸味のあるもので唾液分泌量をより増やせます。

酸味のある食べ物は、レモン・梅干し・柑橘類などがあります。

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注意点としては、梅干しは塩分量が高いため多く食べ過ぎないようにしましょう😣

1日の内、大粒のもので1個、小粒のもので2個だけにしておくのが良いかと思います。

渇き対策のオススメは、レモン水を作りこまめに摂る方法です❗️ぜひ試してみて下さい✨

食に関する豆知識④

今日から10月に入り、日中は暑さが残る日もありますが、朝晩は気温が低くなってきましたね。

そして、明日10/2はお月見🎑なので、綺麗な月が見れると良いですね☺️

さて、前回は口内炎と口角炎に効く栄養素や食品の紹介をしましたので、今回は歯周炎・歯肉炎に効果的な栄養素と食品をお伝えします

 

✴︎✳︎歯周炎・歯肉炎✳︎✴︎

先ず、これらの症状が起こる原因は、きちんと歯磨きができておらず歯垢が大きくなる事にあります。

これを予防・改善するためには正しい方法で歯磨きを行い、ビタミンCやたんぱく質が不足しないようにする事です🍖🍊

ビタミンCに関しては、前回の投稿で野菜・果物から摂れると紹介しましたが、いも類からも摂る事が出来、特にさつまいもはビタミンCが豊富で食物繊維も摂る事が出来ます❗️

ビタミンCは、コラーゲンを合成するはたらきがあり、コラーゲンが増える事で細胞同士を結びつけてくれます。

そして、たんぱく質は皆さんご存知の通り、肉類・魚類・大豆・卵などから摂る事が出来ます

たんぱく質は、筋肉を作ったり、体力をつけるなど、重要な三大栄養素の一つです❗️

口腔内では、歯茎の強化にはたらきますよ💪✨

口腔内で炎症が起きた際には、こういった食品を取り入れてみてはいかがでしょうか? また、クリーニングやブラッシングで分からない事があれば、当院のスタッフにお任せ下さい‼️

食に関する豆知識③

今回の豆知識では、口腔内のトラブルに効く栄養素のお話です❗️

口内炎や、喉の渇き、虫歯など様々な症状がありますが、食事でこういった症状を予防・改善する事ができます👄✨

虫歯に関しては、「カルシウムとビタミンDで歯を強くする事ができる」と過去のブログでお話しましたので、その他の症状について3回に分けて説明していきます。

✴︎✳︎口角炎・口内炎✳︎✴︎

原因:やけど、虫歯、合わない入れ歯、免疫力の低下、ビタミン不足

対策:口腔内を清潔に保つ、ビタミン・ミネラルを摂る

○ビタミンが摂れる食品○

・ビタミンA

にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜、レバーなど

・ビタミンB

魚類、肉類など ※ビタミンB1は豚肉から豊富に摂る事ができます

・ビタミンC

野菜、果物

       これらのビタミンを摂る事で
               粘膜の健康維持に繋がります

 

○ミネラルが摂れる食品○

・鉄

レバー、海藻類、ほうれん草など

・亜鉛

魚類、貝類(あさりや牡蠣など)

       これらのミネラルを摂ると
               新陳代謝を良くしてくれます

     新陳代謝が良くなると、細胞の活性化に繋がります

 

いかがでしたでしょうか❓

口内炎や口角炎ができてしまった方で、最近栄養が足りてなかったと思う方は、ぜひこれらの食品を取り入れてお食事されてみて下さい❗️

歯科治療・予防について

9月も半ばとなり、だいぶ涼しくなってきましたね

季節の変わりめなので、体調を崩さないよう気をつけていきましょう

これからインフルエンザが流行る季節となりますが、予防接種をする事はお考えでしょうか❓

インフルエンザは、予防接種だけでなく口腔ケアをしっかりする事で防ぐ事ができます✨

また、歯周病の進行により口腔内の細菌が体内に行き渡り、免疫力の低下、そして生活習慣病や感染症のリスクが高まってきます。

数年前と比べると、ガンや糖尿病などの患者数が増えてきているのをご存知ですか❓😢

こういった生活習慣病、これから流行るインフルエンザなどにならないために、虫歯治療・予防、家庭や歯科での口腔ケア、そして食事管理が重要になります❗️

たんぱく質やビタミンなどをしっかり摂って免疫力を高め、病気にならない丈夫な体をつくっていきましょう💪

口腔内でお困りの事があれば、何でもご相談下さい😄

食に関する豆知識②

今回の豆知識では、お砂糖の種類や栄養についてのお話になります^^

虫歯菌(ミュータンス菌)が好むお砂糖には、上白糖や黒砂糖の他に、三温糖、グラニュー糖、きび糖、そして高級な和三盆などがあります。

砂糖を口にすると、虫歯になるからよくない!と思う方や、美味しいからつい食べてしまう…という方もいると思います。

しかし、日々の口腔ケアに加えて、お砂糖の選び方を変えてみてはどうでしょうか❓

普段よく使用する上白糖よりも、黒砂糖の方が体に良いという話は聞いた事がある方も多いと思います。では、なぜそのように言われているのでしょうか❓

それは、色が茶色い砂糖(黒砂糖、きび糖など)は上白糖に比べてミネラルやビタミンが豊富に含まれているからです。

上白糖はベタつきを防ぐために、何度も加熱を繰り返しビタミンやミネラルを取り除き、最後には漂白されて白くなったものです。

ほとんど栄養が残っておらず、白いお砂糖を口にするのは、余分な糖を吸収し、老化現象にもつながります😱

白いお砂糖と茶色いお砂糖、どちらも美味しいですが、選ぶならやはり栄養がちゃんと摂れる茶色いお砂糖ですよね✨

※茶色いお砂糖の中でも、中ざら糖や三温糖がありますが、これらは上白糖と同じく、加熱を繰り返されたものなので、栄養はほとんどありません。カラメル化による茶色なので注意しましょう❗️