歯並びの乱れが気になっていて、矯正治療を受けるべきかどうか迷っている場合は、まず矯正歯科を受診しましょう。矯正治療の要否は、一般の人が自己判断できるものではありません。歯並びの治療の専門家である矯正医に相談することから始めましょう。

矯正歯科は、カウンセリングあるいは矯正相談というものを行っており、相談に行ったからといって、すぐに治療を受けなければならなくなるわけではありません。また、カウンセリングの段階で矯正治療が不要であると判断できる場合もありますので、まずは気軽な気持ちで矯正医に相談することをおすすめします。

カウンセリングを行った後、矯正治療の必要性が高い、もしくは患者さまご自身の治療への意欲が高い場合などは、精密検査を受けることとなります。矯正歯科では単にお口の中をチェックするだけでなく、さまざまな方法でレントゲン撮影を行います。専門的にはセファログラムと呼ばれるものです。そうして得られた情報を元に、治療を行うべきかどうかの最終的な判断を下します。

治療の必要性が高ければ、治療計画の立案へと進みます。ちなみに、歯並びや骨格、顔貌の分析というのは矯正医でなければ行うことが困難です。矯正歯科の認定等、専門的な資格を有している歯医者さんに相談するようにしてください。